梧桐樹日記

気の赴くままに旅

台風21号来襲! 海南島脱出日記:'25国慶節海南旅行④

海南島旅南山観音を訪れた前回からの続きです。
大仰な記事名ですが、ルート変更で最小限の遅れにとどめ、帰国は予定の便に間に合わせています。ご期待に応えられず(?)申し訳ありません。

台風21号で足止め

 前回書いた通り、海南島付近には10月5日から台風21号(マットゥモ)がやってきました。

出典:気象庁https://www.data.jma.go.jp/typhoon/route_map/bstv2025.html

 本来の予定は、5日朝に高速鉄道で海口へ移動して観光。夜に山東航空SC2287便で珠海に飛んで宿泊し、翌6日にはバスでマカオ・香港を観光して深夜便(香港航空HX606)で帰国、というものでした。

 ところが、5日は海南島内の鉄道が終日運休、と決まり、SC2287便の天候調査を待つまでもなく、海口への移動自体が不可能に。

Openstreetmapを加工。飛行機の航路はおおむね。

 幸運なことに、国慶節終盤のUターンにも拘わらず、三亜から直接香港に向かう香港航空HX162便が手ごろな値段で残っていました。5日は念のため終日三亜にとどまり、6日朝の便でへ向かうこととしました(宿の方には筆談で宿泊延長を交渉し、快諾していただけました)。

Openstreetmapを加工。飛行機の航路はおおむね。

  台風襲来の翌5日、三亜は曇り。風や波は多少あるものの、降水なし。同じ海南島といっても、三亜〜海口は鹿児島〜大分ほどの距離があり、拍子抜けするほど影響がありませんでした。ですから、ニュースで広東省での被害状況を見たとき、こんなに強かったのかと唖然としてしまいました。

 とはいえ、高速鉄道山東航空ともに台風による運休/遅延のため、無手数料で払い戻しがきき、翌日の飛行機も無事に飛びそうということで、安心して眠りにつきました。

雷雨に遭う

 ところが翌6日、朝起きると洗車機に入ったような猛烈な雷雨、向かいの建物すら見えません。一方、風は全くなし。台風本体ではなく、「普通の」南国雷雨に当たってしまったようです。

 とはいえ飛行機を取った以上、空港には移動せざるを得ません。しかし、電車は雷雨のため、向こう3時間運休に。バスに乗ろうとしたのですが、こちらも道が冠水していて通行不能

 この写真だと歩道が池になっている程度ですが、100m先では車が窓下まで浸るほどの冠水で、交通が完全に寸断されていました(雨が強まり撮影できず)。

 幸運なことに、冠水している箇所では歩道が別にあったので、寸断箇所は徒歩で超えられました。車がUターンできるところで滴滴(タクシー)を呼び、空港まで運んでもらいました。

日本人拒否はされず(同行者は深圳で1敗)

三亜鳳凰国際空港

なんとか三亜鳳凰国際空港に到着。

国内線ターミナル

 江沢民の手になる看板もある国内線ターミナルとは裏腹に、国際線ターミナルは建設中のようで、仮設(?)の建物は隅に追いやられています。
 途中で案内板が消えてしまい、駅の通路から何の案内もない階段を降りて行きました。正規のルートはよくわかりません。

見切れている右奥に下への階段があります。

鳳凰機場駅。この向かい側に国際線。

出発ロビーにはお店が一軒あるだけ。

 ところでこの三亜鳳凰国際空港、チェックインの流れが変です。

 普通の空港の場合、①チェックイン・荷物預託→(②ロビーで待機→)③保安検査→④出国審査・通関→⑤搭乗待機、という順かと思います。
 ところが、三亜空港では①通関→②チェックイン・荷物預託→③保安検査→④出国審査→⑤搭乗待機、と最初に通関する運用でした(??)。加えて、チェックインは2時間前からしかできず、それ以前に通関するとロビーに戻されます。税関をそんなに出入りして良いんでしょうか。

保存して左上を拡大してみてください

 

 ロシア人乗客もロビーに戻されて怪訝な顔をしていたので、東側諸国だからとかではないでしょう(旧ソ連経験なし)。変な方式だと思います。

 また、預けた後の保安検査窓口も優先1か所・普通1か所の計2か所しかなく、全然進みませんでした。本数が少ないので致し方ないですが……

 ただ、他の手続きは普通の空港と同じでしたし、制限区域にはコンセントや飲食店・土産物店があるので、不満はなかったです。何より航空券が立派で、空港名入りなのは良いですね。

海南島を脱出

 搭乗開始は定刻通りの13時15分。先発の香港エクスプレスUO251が1時間延発していたのでこちらはどうか、と思いましたが、30分遅れに留まる14時15分に離陸しました。

バス→タラップのタイプ
冠水が朝の豪雨を物語る(右)

 三亜〜香港の運賃は20,360円と、東京〜香港より値が張りましたが、その分ゆとりある座席にWIFIサービスも付き、海南航空グループの評判の高さを実感しました。

広東省の島々を望む

 遅れは10分まで回復し、15時55分に香港着。元の予定こそ大きく崩れたものの、帰国便のHX606(26時10分発)に余裕を持って間に合いました。
 この後は中秋節の香港市内を観光して帰国しました。そちらはまた別の記事にて。

香港まで帰れればこちらのもの